Entries from 2017-10-01 to 1 month

「チェルノブイリの祈り」スベトラーナ・アレクシエーヴィチ

一番最初に消火活動を行った消防士の妻、疎開を余儀なくされた人々、精神科医、現地での対応に駆り出されたアフガン帰りの兵士、居住禁止地区に舞い戻ってきた人々(サマショール)、いろいろな形の「チェルノブイリ人」が、それぞれのチェルノブイリを語り…

衆院選の結果を見ながら想う

子供の頃から他人と同じというのは嫌だった。他人と異なっていることを求めていた。 そうやって年を重ね還暦まであと3年余り。自分の投票する政治家が落選したり、支持する政党が多数派になれないのは、仕様がないということか…。

ダーク・プレース

ギリアン・フリンの小説「冥闇」を映画化したものらしい。ゴーン・ガールのときも恐ろしい思いをしたが、この映画でも同じ。 心の底にひっそりと潜む闇、自分の記憶さえ曖昧にする。嫌な思い出は忘れ去られたり、別のストーリーに書き換えられるということを…

アメリカ海兵隊

「アメリカ海兵隊 非営利組織の自己革新」野中郁次郎著(中公新書) 「A Few Good Men」Tクルーズ、Dムーア、Jニコルソン 海軍とは違う、空軍でもない、もちろん陸軍でもない存在、海兵隊。出自、コアとなる価値観、歴史と変遷、置かれた環境を洞察しドメイ…

新宿御苑、雨

何の予定もない雨の日曜日。自宅から歩いて新宿御苑まで行ってみた。新宿御苑周辺は意外とマンションが少なくない。利便性は抜群だし、新宿御苑を自分の庭と考えれば、穴場かもしれない。 雨の新宿御苑、人は少ないけど、新海監督の「言の葉の庭」ほどではな…

甲斐駒ケ岳黒戸尾根ルート

不安はあった。ヘッドランプを点けて山を歩くのは未経験、一泊二日のロングコースを日帰りし、そのまま睡魔と闘いながら三連休の中央高速の渋滞を耐え無事に家まで帰宅できるのか不安(私の車はマニュアル車)、ネットで情報を集めても不安は減らない。 が、…

「ドレフュス家の一世紀」平野新介著、朝日新書

定年退職後の自費出版の様かな?というのは余りにも酷評過ぎるとは思うけど、多分にそういう雰囲気を持つ本だと思いました。残念。

東京外国語大学オープンアカデミー「東欧・中欧の歴史と記憶」

講座名「歴史と記憶」というフレーズから想像されるように、伝統的な「歴史」ではなく、「集合的記憶」としての歴史という切り口で、東欧中欧の歴史にアプローチする試み。久々にアカデミックなアプローチで歴史を学ぶ機会を得て、良い刺激となりました。 第…