以下すべて第3章ホモ・サピエンスの最終部分からの引用(154−155頁)
「…集団の一体性は、他の集団への敵意に依存する。内部での道徳性と外部への暴力性は機能的に結合している。したがって、外部への暴力性のあらゆる低下は、最終的には、集団内で道徳性と一体性を脅かす。平和は、社会的に問題なのである。
…肝心なのは、どの集団にも、他の諸集団との関係に依存しない絶対的なアイデンティなど存在しない、ということを理解することなのである。…ホモ・サピエンスという種において、集団のアイデンティティは常に相対的である。」
ホモ・サピエンスは互いに戦い合う種ということか…。