サストロダルソノ家の人々

「サストロダルソノ家の人々ージャワ人家族三代の物語」ウマル・カヤム著、段々社

副題通りの内容で、ジョグジャカルタ、ソロ周辺といったジャワの奥座敷を舞台にした小説。いや、小説というよりは、小説の体裁をとった「近代インドネシアの歴史とプリアイ階級」というような社会史の書籍の方が適切かも。実際読み進めながら、チェルヌィシェフスキー「何をなすべきか」を何度も思い出してしまった。f:id:msugioka:20180608213300j:image