「おらおらでいぐも」若竹千佐子

自身の心の底にある襞をかき分け、偽りのない自身を取り出し、相応しい標準語をあてがって作られた私小説は珍しくないと思う。「おらおらでいぐも」はそうでは無く、自身の言葉(母語)を載せていくことで出来上がった小説だ。圧倒されました。

 

「東北弁とは最古層のおらそのものである。」

 

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